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【地方移住を考えている人向け】後悔しないための仕事探しと確認すべき4つのこと

地方で暮らしたいと言う人が増えていますが、地名は知っていても暮らしぶりはどうなのか、なかなかイメージしづらいですよね。実際、都市の規模によって暮らしの様子や利便性などもさまざまです。

いざ移住となると、その地方ならではの特徴がありますので、事前に確認すべきことが数多くあります。

移住してから後悔しないように、検討段階から確認すべき内容を、長野県松本市への移住を例にあげ、まとめました。是非お役立てください。

筆者プロフィール

  • 電機メーカー勤務37年の内、都会生活 20年 地方都市生活 17年

  • 2018年11月から長野県松本市に移住

地方移住のための仕事の探し方

 

まずは、地方での仕事を探さないといけないです。

新しい仕事を探す

転職するための方法を紹介します。

ポイント

  • これまでの自分のスキルが活かせる仕事が、地方にあるのかどうか確認することが大事です。

公的機関の求人情報

公的機関の求人情報を紹介します。

1、ハローワーク

ハローワークインターネットで希望の地域、職種を入力すれば、求人の出ている会社が紹介されます。気になった会社があれば、その地域のハローワークに連絡し、紹介してもらうことができます。

ハローワーク求人検索サイト

2、地方自治体等の就職支援窓口

地方自治体で、移住者の就職を斡旋しています。

移住したい自治体のホームページにて確認してみましょう。

参考

例として、長野県松本市の求人情報をご紹介します。

松本市の企業ガイド

企業ガイド2020(中信地区企業紹介)

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メディアの求人情報

インターネット、新聞などのメディアによる求人情報を紹介します。

1、インターネット上の求人情報サイト

ハローワーク以外でも、民間の求人サイトは多数あります。

主なものをご紹介します。

2、個別企業のホームページ上の求人サイト

住みたい地域の会社を調べ、その会社の採用情報を確認し、応募する方法です。

参考

長野県最大の企業であるセイコーエプソンの採用情報を紹介します。

地方の地場産業に務める

住みたいところの地場産業に従事する選択肢もあります。

農業や林業、漁業などの一次産業と言われる分野で後継者が見つからず困っている業種もあります。それに関連する卸業や、小売業も考えられます。

また、観光業もその地域独自の産業として考えられます。

参考

長野県の例を紹介します。

  • 第1次産業は農業では蕎麦・りんご・高野豆腐・高原野菜の栽培が盛んです。
  • 食品関係では日本酒・ワイン・シードルや味噌の醸造など盛んです。
  • 産業は情報通信機械器具・電子部品・デバイスなどの精密機械の製造が盛んです。
  • 出版や印刷の企業が多いことも特徴です。
  • サービス業では、観光地が多いのでホテル、旅館業に従事している方も多いです。

地方移住で後悔しないための確認すべき4つのこと

その1:会社を調べる

転職することになった場合、会社のことを詳しく調べなければなりません。

ポイント

  • 地方に移住しても、仕事があわなければ元も子もありません。ここはしっかりと納得いくまで確認することが大事です。

会社概要

経営理念

会社の経営理念や経営方針を確認しましょう。

企業のホームページなどで確認できます。

ホームページなどで公開していない会社は、面接時に確認することをおすすめします。

経営状況

新しい会社の経営状況を確認しましょう。

  • 売上高、利益は伸びているか(成長性)
  • 株価はどうか(市場評価)

経営状況を公開していない会社もあります。面接時にしっかり確認していきましょう。

待遇

給料、残業手当、通勤手当、休日、福利厚生などこれまでの会社との比較をして会社を選ぶことが大事です。

東京、大阪などの会社から地方の会社に転職した場合、年収は減るケースが多いです。

将来的に、家族を養っていけるかどうかも考慮し、検討することが大事です。

仕事の内容

どんな仕事をするのか、詳しく確認する必要があります。

特に大手企業から、中小企業へ変わられる方は、カルチャーショックを感じることがありますので注意が必要です。

勤務形態

残業が多いのか、休日出勤があるのか、出張が多いのか、など詳しく調べましょう。

地方から、あちこちへ頻繁に出張があるとかなり移動に時間がかかり体力的に大変です。

事前にしっかり確認しましょう。

組織、上司や同僚

採用面接の際に、面談者との相性を確認しましょう。

注意ポイント

  • 直属の上司となる人との相性、中小企業であれば、最終面接は社長がでて来るケースが多いので、社長との相性が合うかどうかが重要なポイントです。
  • できれば、会社を決める前に、職場をみさせてもらい、どんなメンバーの方がいるかも確認したほうが良いです。

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その2:住宅事情を調べる

 

会社が決まれば、住む場所を決めないといけないです。

家族がいる方は、可能であれば、新しい仕事や、移住した土地に慣れた後、家族を呼び寄せたほうがいいと思います。

住むところも、初めての土地で住もうとされている方は、会社の同僚の方など地元の方によく聞いて選ぶことをお勧めします。

住まい探し

  • 民間の住宅情報サイトで調べることができます。
  • 移住したい自治体のホームページに移住・定住相談窓口のサイトがあります。

参考

長野県松本市のホームページを紹介します。

松本市が運営する空き家ポータルサイトです。松本市内の空き家情報を掲載しています。

長野県と一般社団法人長野県宅地建物取引業協会が運営する空き家ポータルサイトです。県内自治体や不動産会社が提供する空き家情報を掲載しています。

長野県宅地建物取引業協会が運営するポータルサイトです。松本市をはじめとする長野県内の不動産情報を掲載しています。

全日本不動産協会長野県本部が運営するポータルサイトです。松本市をはじめとする長野県内の不動産情報を掲載しています。

Iターン・Uターン者でも入居可能な松本市内の市営住宅情報を掲載しています。

県営住宅の情報を掲載しています。

新たに三世代で同居、近居を始める場合の住宅取得等に係る補助制度のご紹介です。
※市外から転居される場合に補助限度額の加算有り

その3:自然環境を調べる

気候

地域ごとの気温、降水量、日照時間のデータが気象庁のサイトでみることが出来ます。

気象庁/過去の気象データ

注意ポイント

東京など太平洋側の地域から、日本海側へ移住すると、冬季の降雪には注意が必要です。

  • 新たにスタッドレスタイヤを購入したり、寒いので暖房費がかかります。
  • 湿気が多く、日照時間は少ないです。

災害発生状況

日本は、どこにいても災害リスクは多いです。これまで災害がすくなかったところでも今後起きない補償はないです。

とくに、最近では河川の洪水などが頻繁に起きていますので、ハザードマップでの確認は必須です。

都道府県別災害救助法適用実績

ハザードマップポータルサイト

 

その4:生活環境を調べる

都会生活と地方生活では生活が大きく変わります。

利便性

交通の便

地方では車がないと生活できません。

一家に2台、3台はあたりまえです。運転免許がない方は、取得が必要です。

地域によっては電車が利用できるところもありますが、便は少なく、終電時間が早いです。

買物

都会のように、流行の最先端の店は少ないですが、郊外にはスーパーセンターが増えており、また、インターネットでなんでも買える時代ですので不便さは感じないと思います。

ただし、車がないと買い物には不便です。

地域、近所とのつながり

地方では、地域ごとに居住地区の役割があります。

例えば、ゴミの収集当番や、地域の河川の草刈り、お祭りなどの準備、公民館活動など様々な自治会活動が盛んですし参加率も高いです。

「郷にいれば郷に従え」で積極的に参加すれば、地域に溶け込んでいけるメリットはあります。

 

趣味、娯楽

自然環境豊かな地方ならではの楽しみがあります。

アウトドアの趣味をお持ちであれば、海、山での趣味をさらにエンジョイできると思います。

また、地方独特の食文化にも触れる楽しみがあります。

参考

長野県を例にみどころや楽しみ方を紹介します。

長野県公式観光サイト

 

まとめ

  • 自分なりのメリットとデメリットを整理することが大事です。
  • コロナ後、地方が見直されています。地方にいながら都会の会社に所属し在宅勤務することも可能になりつつあります。
  • 地方への移住は、自分のライフスタイルに合わせ検討しましよう。

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